日本語利用者にはあまり意味が無さそうですが、英語のパソコン利用者の作業効率を劇的に改善するかもしれない(個人差あり)キーボード EmojiWorks が発表されました。
日本人の場合、キーボードに書いてある文字だけではどのみち文章を打つことができません。必ず IME のお世話になり、カナなりローマ字なりで打った言葉を変換するので、絵文字を出すのも漢字を出すのも、たいした手間の違いはありません。このキーボードの何がそんなに違うのか、あまり実感は湧かないでしょう。
しかし、もともとキーボードに書いてある文字をそのまま叩けば出る英語圏のキーボード利用者にとっては、絵文字を打つために別のモードや支援ツールに入る、なんてのは慣れない上にかなり面倒な手順でしょう。
EmojiWorks のようなハードウェアキーボードなら、emoji キーを押しながらキートップに見えている絵文字を押すだけで、直感的に絵文字を打ち込むことができます。
EmojiWorks には 無印、Plus、 Pro と三種類のグレードがあり、それぞれ 47個、その2倍、120以上の絵文字が入寮できます。
価格は、$89.95(1万632円), $99.95(1万1815円), $109.95(1万2997円) と10ドル(1182円)刻みに設定されています。先行予約でさらに10ドル(1182円)割引されるとか。
絵文字を日常的に使う米国人が増えている、ということですが、もしこのトレンドが定着するなら、未来のキーボードには標準で絵文字が乗るということも、ひょっとしたらあるのかもしれません。
そうすると、今のキーボードの配列がそうであるように、どこにどの絵文字が置かれるかとかもルールや標準ができていったりするのかも。